プロダクトグロースにも色々な切り口はあるが、今回は「SEO」という、皆が愛憎を持つであろうトピックについてとりあげる。
数万〜数百万ページにわたる大規模サイトを運営していれば、SEOで何が起きてるのかを把握するのは大変なもの。しかし正しいツールを選びさえすれば、とても楽になる。
プロダクトマネージャーなど、プロダクト成長を担う役割であれば、SEOは避けて通れないトピックだ。
もし資金が限られるスタートアップフェーズであれば、SEOは頼れる流入チャネルとなる。(SEOナレッジをおさえ、よいコンテンツをつくる為のノウハウがある事が前提)
もしスケール済のプロダクトであれば、Googleは忘れた頃に刺しにくる😭。プロダクトを担当していれば、常に気を配り続ける必要のあるものだ。
SEOに関しては、いい日も悪い日もみっちり体験した。
リニューアルでしくったことも、胃をキリキリしながらリカバリに奔走したことも良き日の思い出だ。
ただ過去5年以上愛用し、プロダクトで何が起きてるのかを大局からディテールまで理解するのにベストだと思っているツールが、Advanced Web Ranking(以下AWR)だ。
AWRはルーマニアのCaphyonが提供するSEOツールだ。
マイクロソフト、Amazon等も顧客にもつ。
AWRなら、簡単にサイトのSEOランキング分析ができ、コンペティターと比較することであなたのサイトの強みと弱みが明確になる。
AWRの特徴
AWRは、GoogleやBingなどの主要検索エンジンでの自社ウェブサイトのランキングを監視し、コンペティターと比較することで、改善すべき項目や状況を把握することができるSEO分析ツールである。以下は、AWRの主要機能である。
- キーワード調査:検索キーワードに対する自社ウェブサイトのランキングを監視する。
- ランキング監視:GoogleやBingなどの主要検索エンジンでの自社ウェブサイトのランキングを追跡し、競合と比較することができる。
- サイト監視:ウェブサイト全体のSEO健全性を監視する。
- コンペティター分析:ライバル企業と自社のウェブサイトを比較し、コンペティティブな環境での改善点を洗い出すことができる。
- レポーティング:AWRは、豊富なレポートオプションを提供し、カスタムレポートを作成することができる。
- API連携:AWRは、API連携を提供し、自動的なランキング監視と分析が可能となる。
AWRが解決する課題
たとえばあなたの会社が、自社サイトのランキングが悪化していることに気づいたとしよう。SEOの専門家を雇い、サイトの改善を行ったが、その効果を正確に評価することができず、ランキングの向上に繋がっていないことが分かった。このような場合、あなtが抱える課題は以下の通りである。
- サイトの健全性を監視することができず、改善の方向性が見えない。
- キーワードに対するランキング監視ができず、自社サイトがどのような検索キーワードに強みや弱みがあるのかが不明
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競合他社のサイトが自社サイトよりも上位にランキングされている理由が分からない。
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サイトのランキングに関するデータを集計することが手間であり、レポートの作成に時間がかかる。
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サイトの改善に関する正確な評価ができないため、無駄なコストがかかってしまう可能性がある。
AWRは、これらの課題を解決するために開発されたツールであり、サイトランキングの監視やコンペティター分析、サイト改善のための具体的な方向性を提供することで、ABC社のSEO施策に必要なデータを提供することができる。
ネット上の声
「AWRを使ってから、自社サイトのランキングが改善され、SEO施策の成果が正確に評価できるようになりました。AWRは、シンプルで使いやすいインターフェースを提供し、サイトランキングの監視やレポーティングが簡単に行えるのが魅力的です。」
「AWRは、競合他社のサイト分析に大変役立ちました。AWRのコンペティター分析機能を利用することで、競合他社のウェブサイトのSEO施策の情報を手軽に収集し、自社サイトの改善に活かすことができました。」
「AWRのレポート機能は非常に優れています。豊富なテンプレートから選択することができ、レポート作成にかかる時間を大幅に削減することができます。」
AWRの利用者の多くは、シンプルで使いやすいインターフェースや豊富なレポートオプションに大変満足しており、コンペティター分析機能による競合他社のウェブサイト分析が役立っていると評価されている。しかし、AWRは多機能なため、初心者にとっては使いこなすのが難しいと感じることも。
当初このツールを導入したとき、他にAhrefs、SEMRush、Moz Search Anayltics、Ginzametrics、そして日本ではデファクトスタンダードともいえるGRCも検討した。(もちろん、GRCはずーっとそれまで使っていた)
結論からいうと、AWRは使いやすさと、大量のキーワードを競合含めてモニタリングする際のコスパの良さの観点で、絶対おすすめである。以下詳しく説明したい。
Advanced Web Ranking(AWR)の使いやすさ
大規模サイトでSEOをみていれば、何が起きてるのかをスピーディーに把握する事はとても大事だ。
数千〜数万のキーワードで、どれがさがった・上がったと言う情報だけでは不十分で、個々の上下が懸念すべきものか(偶然なのか傾向なのか)・アクションする必要があるのかなど、理解する必要がある。
AWRはその点、日々の運用で簡単に使えるツールだと思う。
私は、10万KWの大規模サイトを今も見ているが、どこで何が起きているのかをすぐにAWRを使って特定できるし、アクションが必要か・必要じゃないかも判断できる。
以前使っていたツールであれば本当に難しかったが、AWRを使うようになって、本当に楽になった。(ここら辺のテクニックは別の記事でいずれ書きたい)
一応他のツールについても触れておこう。
Mozのツール等の場合は、そもそもツール上での分析を前提としておらず、CSVでダウンロードしてスプレッドシートで分析しようね、がユースケースだったりする。💦
GRCはキーワード単位の順位取得という意味では素晴らしいツールだと思うが、大規模サイトの場合には情報量が多くなりすぎて、ツール単体でアクショナブルな示唆を得る事は難しい。
他にもいろんなツールはあれど、AWRのシンプルなUIと、分析のためのビジュアライゼーションは、数千〜数万キーワードを扱う大規模サイトであれば確実に役に立つものだと思う。
キーワードあたりの費用と、サイトあたりの費用
go4growthが携わる領域では、数万のキーワードを、競合サイトとあわせて毎日モニタリングしてきた。
競合サイトも、日々新しく現れるもの。そういったサイトもウォッチしてないと、足下をすくわれることになる。どこかが伸びれば、どこかが落ちるSEOは弱肉強食の世界。
大抵のSEOツールは、以下の要素によって価格が決まる。
- 検索エンジンの数(Google Desktop、Google Mobile、Yahooなど)
- キーワード数
- サイト数(自社、競合)
- 頻度(週次、月次、日時、時間単位など)
- キーワードあたりの単価
上記を掛けあわせてコストはきまる。
SEO観測のデータポイントは多ければ多いほどトレンドを把握できるため、頻度は「毎日」、サイト数は柔軟に足せる事を重視するべきと私は考える。
というのも、上記の要素を掛け合わせることで価格が決まるため、特に競合サイトの数によって予算オーバーになりやすいもの。例えば、競合他社を10社監視する場合、価格は10倍以上となってしまう。
色々あるSEOツールの中で、Advanced Web Ranking(AWR)は、サイト数を考慮しない唯一の製品であるため、いくらでも競合他社を追加することができる。
同じようなユースケースであれば、大きなアドバンテージとなる。
なお、AWRは無料トライアル期間を設けているので、ここまで読んで気になった方は試してみてはいかがだろうか?
30日間無料でAWRを試してみる
進化するスピードとカスタマーサポート
AWRのもう一つの利点は、カスタマーサポートのレベルの高さだ。
彼らの本国、ルーマニアと日本では時差があるが、何か問題が発生するとすぐにサポート対応してくれる。
他のツールからAWRに移行したときも、カスタマーサポートチームが移行を手伝ってくれたし、何万ものキーワードの過去のランキングデータをインポートすることもできた。
さらに機能要望があっても、適切な文脈を提供すれば、真剣に検討してくれるのです。淡泊な対応が多い中、小さなUI変更から大きな変更まで、真摯に対応してくれるのがとても好感度が高い。
プロダクトマネージャーの生活を楽にするツール
AWRを使うことで、私は大規模サイトであっても、30分以内に課題を簡単に特定することができるようになった。
その節約した時間で、他の課題解決に取り組んだり、新しいことに取り組んだりすることができる。
プロダクトマネージャーやグロースに関わるみなさんの生活を常に楽にしてくれるツールだと思う。
無料で30日間のトライアルが可能なので、試してみてはどうでしょうか。
と、AWRの宣伝一辺倒になってしまった。もし要望があれば、AWRに関してはレクチャーもいたします。
またSEOの戦場は常に進化しているので、他によいSEO関連プロダクトの推薦があればいつでも知りたいと考えている。
お勧めのSEOツールがあれば、ぜひコメントお願いします❗